コラム

流氷の中を豪快に進む!流氷観光砕氷船おーろらとは?

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北海道の東側に位置するオホーツク海は、冬になると流氷が見られることをご存知でしょうか。大きい氷が海面を覆う姿は圧巻で、流氷観光は人気のアクティビティです。流氷観光を楽しむ方法として、おーろら号を利用するなどがありますが、実際にどうしたら流氷を見られるのか、どうやって行けばいいのかわからない方も多いかと思います。

こちらの記事では、おーろら号や流氷の魅力、おーろら号の見どころ、運航情報やアクセス、ガリンコ号との違いなどを紹介します。

この記事のポイント
・おーろら号はオホーツク海の流氷を見る観光船
・砕氷船が氷を砕きながら進む姿は迫力満点
・おーろら号は完全予約制ではないので予約なしで乗れることがある
・大型船おーろらと小型船おーろら3の2隻体制で運航
・流氷の見ごろは2月中旬〜3月上旬

おーろら号とは?正式名称は「網走流氷観光砕氷船おーろら」

網走流氷観光砕氷船おーろら

おーろら号は、オホーツク海を覆う流氷を間近で観察できる観光船です。正式名称は「網走流氷観光砕氷船おーろら」と言います。毎年、網走港沖に流氷がやってくる時期に運航され、厚さ約1mの流氷を砕きながら進むその姿は迫力満点です。おーろら号は船の自重を使って流氷を割り進む仕組みで、特別に強化された船底により安全かつスリリングな体験を楽しめます。おーろら号には、大型船の「おーろら」と小型船の「おーろら3」があり、主に運航するのは流氷を砕いて進める大型船のおーろらです。

大型船おーろらの船内にはコーヒーラウンジや売店、トイレなどが完備され、1階客室は自由席、2階客室は指定席の特別客室です。展望デッキからは流氷が砕ける音や振動を直に感じることができ、アザラシやオオワシに出会えることもあります。寒さ対策をしっかりして、網走港にある「流氷街道網走」乗船場から出発する1時間程度のクルーズを楽しんでください。

流氷とは?オホーツク海を漂う自然現象でできた氷

網走流氷観光砕氷船おーろらから見た流氷

流氷とは、海面を漂流する氷の塊のことです。北海道で見られる流氷は、サハリン北東部の海で形成され、オホーツク海を南下して北海道に到達します。特に北海道のオホーツク海沿岸は、北半球で最も南に流氷が見られる場所として知られ、毎年多くの観光客が訪れるほど人気です。

流氷を見ることができるのは1月初旬〜3月上旬で、見ごろは2月中旬〜3月上旬です。しかし、自然現象であるため、見ごろに訪れても流氷が見られない場合もあります。流氷の観測スポットとしては、網走のほかに紋別や知床が有名で、砕氷船や流氷ウォーク®などで観光を楽しむことが可能です。

流氷はどのようにしてできる?北海道に流れ着くまで

流氷と網走流氷観光砕氷船おーろらの説明図

流氷の形成は、ユーラシア大陸の北東部を流れる「アムール川」の河口付近で始まります。アムール川からサハリン北東部へ流れ出た真水が、厳しい寒気によって凍結し、小さな氷晶が海面を覆って、それらが互いにぶつかり合いながら成長し蓮の葉状の氷となります。これが流氷の始まりです。11月頃に誕生した流氷は、北西の季節風と海流に乗って南下し、1月下旬〜2月上旬にかけて北海道に到達するルートをたどります

また、流氷は海水が凍結してできる海氷(かいひょう)であり、塩分の含有率は約0.5%と海水の1/6以下です。さらに流氷の下には多くのプランクトンが生息し、それを目当てに多くの海洋生物が集まります。そのため、流氷はオホーツク海の生態系にとって重要な役割を果たしています。

流氷はかつて漁師にとって厄介者とされていましたが、1989年に一度も流氷が接岸しなかった冬があり、その年の漁獲量が減少したことで流氷の重要性が認識されるようになりました。近年では地球温暖化の影響で流氷の量が減少し、その希少性が増しています。それでも、流氷の時期に合わせて訪れる観光客は、その美しさと迫力に感動を覚えます。

流氷は必ず見られるとは限らない

流氷が見られる時期は1月初旬〜3月上旬ですが、必ず見られるとは限りません。流氷は自然現象であり、同じ場所にはとどまることはなく、風や潮の流れで常に移動しているためです。昨日までは流氷が見られたのに、翌日には一切なくなることも珍しくはありません(その逆もありえます)。

また、おーろら号が運航できる所要時間は1時間で、時間内で進める距離は片道10km程度となっています。運航範囲内に流氷がなければ、おーろら号での海上遊覧となります。

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おーろら号の楽しみ方!流氷観光の見どころ

おーろら号の楽しみ方は人それぞれですが、主な見どころは次の3つです。

  • 流氷を砕きながら前進する迫力のある光景
  • 見る角度によって変わる流氷の景色
  • 野生動物の観察

ここからは、それぞれの楽しみ方について解説します。

流氷を砕きながら前進する迫力のある光景

網走流氷観光砕氷船おーろらから見た流氷

おーろら号の魅力のひとつが、流氷を砕きながら前進する迫力です。網走の港近くまで押し寄せる流氷を「ドーン」という音をたてながら砕き進む姿、砕かれた流氷が流れていく姿は寒さを忘れて眺めてしまうほどです。船内2階の特別客室は、流氷を砕く姿を船内からゆったりと見られる指定席です。当日の先着50席限定なので、ぜひ早めに受付を済ませて特別客室からの眺めを体験してください。

見る角度によって変わる流氷の景色

網走流氷観光砕氷船おーろらの展望デッキ

見る角度によって流氷の景色が変わるのも魅力のひとつです。展望デッキでは、海風にあたりながら迫力のある音と衝撃、その光景を直接見られます。船内1階の客室(自由席)からは窓越しに流氷を楽しめるほか、サイドデッキにもつながっているため、流氷を間近に楽しむことも可能です。船内は暖房完備なので、船内から流氷を眺めながらゆったりと過ごせます。また、晴れていれば水平線上に浮かぶ「斜里岳」や知床連山が見えることもあります。

野生動物の観察

網走流氷観光砕氷船おーろらから見たオオワシ

クルーズ中には多くの海鳥や野生の海洋生物を観察できるのも、おーろら号観光の見どころです。必ず見られるとは限りませんが、たとえばオオワシやオジロワシのほか、流氷の上でくつろぐアザラシなどを見られることがあります。野生動物とは安全な距離をとって運航することになるため、双眼鏡や望遠カメラなどを用意しておくと、観察をより楽しめます。

おーろら号の運航情報!運航期間や料金を解説

網走流氷観光砕氷船おーろらの乗船場所となる道の駅流氷街道網走
道の駅流氷街道網走の店内

おーろら号のクルーズは、網走港にある「道の駅 流氷街道網走」に隣接する乗船場から、「能取岬(のとろみさき)」を巡る約1時間のコースです。運行期間は通常1月下旬〜3月末までで、流氷が見られる時期は観光客も多いので事前に予約しておくのがおすすめです。運航料金は次のとおりです。

分類大人(中学生以上)小学生
大型船おーろら個人4,000円2,000円
団体(15名以上)3,600円1,800円
特別席400円400円
小型船おーろら3個人8,000円4,000円
団体(15名以上)7,200円3,600円
※2024年時点の料金、税込価格

大型船おーろらは運航時間が1時間なのに対し、小型船おーろら3は運航時間が2時間あるため、運航料金も2倍になっています。

流氷の見ごろの時期はいつ?例年2月中旬〜3月上旬

流氷の見ごろの時期は、例年2月中旬〜3月上旬です。1月初旬から流氷が見られるようになりますが、見られる確率が高いのは2月中旬からです。ただし、地球温暖化の影響によって流氷の面積が年々減少傾向にあり、過去のデータが参考にならなくなってきたとされます。

おーろら乗り場までの行き方!バスや車でのアクセス

おーろら号の乗り場までは、飛行機や電車などを利用して網走駅まで行き、乗り場までバスで行くルートが一般的です。主なアクセス方法は次のとおりです。

ルート・時間
女満別空港まで・羽田空港から飛行機で約1時間50分
・関西空港から飛行機で約1時間50分
・中部国際空港から飛行機で約1時間50分
網走駅まで・女満別空港から直通バスで約30分
・札幌駅から電車で約5時間30分
・旭川駅から電車で約3時間50分
・釧路駅から電車で約3時間
おーろら号乗り場まで・網走駅から直通バスで約10分
・網走駅からタクシーで約8分

女満別空港から網走駅まで直通バスが運行しているので、アクセスはそれほど難しくないでしょう。また、札幌からの都市間バス(高速バス)を利用したり、バスツアーを利用したりするのもおすすめです。

おーろら号は完全予約制?当日に空きがあれば予約なしで乗れる

網走流氷観光砕氷船おーろらの展望デッキ

おーろら号は完全予約制ではなく、当日でも定員に空きがあれば乗船することが可能です。ただし、満員の場合は乗船を断られる可能性があるので、必ず乗りたい場合は予約しておくことをおすすめします。

網走流氷観光砕氷船おーろらの展望デッキ

また全席自由席となっており、予約時点で席を指定することはできません。予約の有無に関係なく、改札口に並んだ順で乗船することになり、定員分の座席があるとは限らないので注意しましょう。特に流氷シーズンは短く、ツアーで予約をおさえられることも多いです。予約がいっぱいでも、キャンセル待ちの予約を入れておくと乗船できることがあります。

おーろら号の予約をキャンセルしたら料金がかかる?

おーろら号の予約をキャンセルした場合、キャンセル料が発生する可能性があります。おーろら号公式サイトの利用規約では、以下のように定められています。
乗船日当日にキャンセルする場合、ユーザーは当社へ電話にてキャンセルの意思を伝えることとします。これらの手続きを怠った結果、当社に損害が発生した場合、ユーザーは当該損害について賠償する責任を負担します。

※引用:利用規約|知床観光船 おーろら 公式ホームページ

当日の状況によりおーろら号が欠航になった場合は、利用者側でキャンセル手続きや来店する必要はなくキャンセル料も発生しません。ただし、利用者に個別で連絡が届くわけではないため注意が必要です。また、予約をしたのに当日おーろら号乗り場へ行かないなど、無断キャンセルをした場合は予約サービスの利用停止などの措置を受けることもあるので、無断キャンセルはないようにしましょう。

おーろら号の特別席に座るにはどうすればいい?

網走流氷観光砕氷船おーろらの船内特別室

大型船おーろらには、船内2階前方に特別席(指定席)があります。座席数は50席で、料金は400円です。希望の席に座り、出航してから係員が集金します。特別席は事前予約を受け付けていないので先着順です。当日、改札口に並んだ順で乗船することになるので、特別席に座りたい方は、早めに改札口に並びましょう。

おーろら号の歴史

網走流氷観光砕氷船おーろらと山々

おーろら号は、南極観測船「しらせ」の設計と建造実績を持つ「日本鋼管株式会社」に設計を依頼し、北海道室蘭市の「楢崎造船」で建造されたことに始まります。大型船「おーろら」は平成2年9月に進水し、同年11月に完成しました。そして翌年の平成3年1月に網走港を基地として運航を開始しました。

当初は1隻での運航でしたが、年々増加する観光客の需要に対応するため、平成6年10月に姉妹船「おーろら2」が進水し、翌平成7年1月に完成しました。この2隻体制で運航を開始し、観光客の増加に対応しましたが、「おーろら2」は2022年3月に引退しました。

おーろら号は世界初の流氷観光専用に設計された砕氷船です。南極観測船「しらせ」と同様に、船の重さで氷を砕く方式を採用しています。この方式により、船が氷の上に乗り上げ、その重みで氷を砕きながら進むことが可能です。一方、紋別で運航されている「ガリンコ号Ⅱ」は、船体の最前部にあるドリル状のスクリューを回転させて氷を砕く方式を採用しており、「おーろら」とは異なる砕氷方式となっています。

おーろら号の船の種類

おーろら号には、次の3種類があります。

  • 大型船「おーろら」
  • 小型船「おーろら2」
  • 小型船「おーろら3」
網走流氷観光砕氷船おーろらの船体違い

大型船おーろらは、流氷観光で主に使用されている砕氷船です。その後、観光客の需要に対応するため小型船「おーろら2」が造船され2隻体制で運航となりました。おーろら2は2022年3月に引退して、2023年3月から新たに小型船「おーろら3」が就航し、現在は大型船おーろらと小型船おーろら3の2隻で流氷観光が行われています。

大型船おーろらは、船首部分が氷に乗りかかりやすい形状で設計された砕氷船です。船底内部には最大100トンの海水を取り入れるバラストタンクがあり、船の重みで氷を砕く構造となっています。客室には防寒設備が整えられており、窓は厚板硬質ガラスを二重にして保温と曇り防止を考慮された船です。

網走流氷観光砕氷船おーろらとおーろら3

一方、小型船おーろら3は砕氷船ではないため、流氷を砕く性能はありません。しかし、通常の小型船よりも頑丈な船体となっており、流氷の近くを航行できるほか、春夏秋は知床やウトロを拠点とする知床観光船として活躍します。また、大型船おーろらは最大定員450人で運航時間は1時間なのに対し、小型船おーろら3は冬季の定員が約30人で運航時間も2時間です。そのため、小型船おーろら3なら少ない人数で長い時間ゆったりと海上遊覧を楽しめます。

網走流氷観光砕氷船おーろらと知床観光おーろらの違い

季節によって、おーろら号は運航形態が異なります。冬は「網走流氷観光砕氷船おーろら」、春・夏・秋は「知床観光おーろら」として運航しています。いずれも運航する船は大型船おーろらと小型船おーろら3の2隻です。それぞれの違いは次のとおりです。

網走流氷観光砕氷船おーろら知床観光おーろら
運航エリア網走市のオホーツク海知床半島の海域
時期春・夏・秋
期間1月下旬〜3月末
※運航期間は変更になることがあります
4月下旬~10月下旬
※運航期間は変更になることがあります
主な目的流氷観光自然観光
魅力・見どころ流氷を砕きながら進む迫力船上から見える流氷の大海原アザラシやオオワシなどの野生動物の観察断崖絶壁や滝など知床の雄大な景色知床連山やフレペの滝などの観光名所ヒグマやシカなどの野生動物の観察

知床観光おーろらは、網走流氷観光砕氷船おーろらと違って知床半島の自然観光を目的としたアクティビティです。クルーズ中には知床連山やカムイワッカ湯の滝、知床五湖、乙女の涙など各観光ポイントをおーろら号で巡ります。流氷は見られませんが、冬季には見られない四季折々の自然の姿を見られるのが魅力です。

おーろら号とガリンコ号の違い

おーろら号と同じく流氷を楽しめる観光船に「ガリンコ号」があります。ガリンコ号は、網走から約100kmほど離れたところにある紋別の「ガリンコステーション」から出航している砕氷船です。おーろら号とガリンコ号の大きな違いは、氷を砕く仕組みです。おーろら号は船の重みで氷を砕きながら進むのに対し、ガリンコ号は船体の最前部に2つのドリルが搭載されており、ドリルを回転させながら氷を砕いて進む仕組みとなっています。

また、ガリンコ号は完全予約制です。最小催行人数は10人で、人数が集まらないと運航しないので事前に予約して乗船する必要があります。おーろら号もガリンコ号も迫力満点で、どのような違いがあるか乗り比べしてみるのもおすすめです。

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おーろら号に乗るときの服装は?

流氷観光では、気温が-15℃~0℃となり非常に寒いため厚着が必須です。インナーは保温性や速乾性の高い生地を選び、フルレングスのものを用意します。足元には110デニール以上の厚手のタイツやレギンスを重ね履きし、靴は防寒性が高く滑りにくいスノーブーツが適しており、滑り止めバンドの使用もおすすめです。

帽子やマフラー、手袋などの防寒具も欠かせません。イヤーマフやレッグウォーマーも天候に応じて追加するのがおすすめです。手袋はフリースやウール、ムートンなどの素材が最適で、安全のために必ず装着しましょう。下半身は薄手のジーンズやショートパンツなどを避け、厚手の生地のパンツスタイルを選びます。また、船内は暖かくされていますが、デッキに出ると一気に冷え込むため、カイロなどの防寒グッズも持参するとより安心です。

おーろら号と一緒に楽しめるおすすめ観光スポット

おーろら号と一緒に楽しめるおすすめの観光スポットには以下があります。

  • 博物館網走監獄
  • オホーツク流氷館
  • 濤沸湖(とうふつこ)

ここからは、それぞれの観光スポットの見どころと施設情報について紹介します。

博物館網走監獄

博物館網走監獄

博物館網走監獄は、旧網走刑務所の舎房や教誨堂、庁舎を移築して公開している日本唯一の監獄博物館です。週刊ヤングジャンプ(集英社)にて2014年から2022年まで連載されていた漫画「ゴールデンカムイ」の舞台のモデルにもなったことで、多くの話題を集めました。

広い敷地内には重要文化財が8棟、登録有形文化財が6棟あります。中でも、中央見張所を中心に5棟の舎房が放射状に広がる形状をした「舎房及び中央見張所」は、世界最古の木造舎房として知られ、国内で現存しているのは網走監獄のみです。また、博物館内では実際に囚人が過ごした部屋を見学でき、その生活をリアルに体験できます。北海道開拓と受刑者の歴史をテーマとした博物館網走監獄は、おーろら号乗り場からも車で行ける距離に位置しているので、ぜひ一緒に観光してみてください。

施設名博物館網走監獄
住所北海道網走市字呼人1-1
料金大人:1,500円
大学・高校生:1,000円
小・中学生:750円
駐車場無料(400台)
※第1駐車場、第2駐車場あり
電話番号0152-45-2411
営業時間9:00~17:00
※入館受付は16時まで
定休日12月31日、1月1日
アクセス・JR網走駅から車で約7分
・女満別空港から車で約20分
・おーろら号乗船場から車で約10分
公式サイト博物館 網走監獄

オホーツク流氷館

オホーツク流氷館

オホーツク流氷館は、流氷とオホーツク海の生物をテーマにした観光施設です。館内では、-15℃の室内で管理された実際の流氷に触れられるほか、クリオネなどの珍しい生き物を観察できます。中でも、濡れたタオルを凍らせる「しばれ実験」が体験できる流氷体感テラスは特に人気です。

また、屋上の展望テラスからは、周囲360度に広がる大パノラマが見られ、網走湖や能取湖、オホーツク海、知床連山などの壮大な景色を一望できます。

施設名オホーツク流氷館
住所北海道網走市天都山244-3
料金【一般料金】
大人:990円
高校生:880円
小・中学生:770円
【団体料金】
大人:790円
高校生:700円
小・中学生:610円
駐車場無料(150台)
電話番号0152-43-5951
営業時間5月〜10月:8:30~18:00
11月〜4月:9:00~16:30
12月29日~1月5日:10:00~15:00
定休日なし
アクセス・JR網走駅から車で約10分
・女満別空港から車で約20分・
おーろら号乗船場から車で約10分
公式サイトオホーツク流氷館

濤沸湖(とうふつこ)

濤沸湖(とうふつこ)

濤沸湖(とうふつこ)は、網走市と小清水町にまたがる汽水湖(海水と淡水の中間の塩分の湖)です。アイヌ語で「沼の口」を意味する「トプッ」に由来します。2005年にラムサール条約登録湿地となった場所でもあり、オホーツクの代表する景観のひとつです。

また、環境学習や保全活動の拠点「濤沸湖水鳥・湿地センター」では、望遠鏡を使って湖畔の野鳥を観察することができるほか、湖の成り立ちや生態系について学ぶこともできます。夕日の美しいスポットとしても知られ、湖に映る夕焼けは圧巻の美しさです。おーろら号の乗り場から車で約30分の場所にあるので、オホーツク海周辺を観光するならぜひ一度訪れてみてください。

施設名濤沸湖
住所北海道網走市北浜203-3
料金
駐車場無料(25台)
電話番号0152-62-4481(産業課商工観光係)
0152-67-5120(小清水町観光協会)
営業時間9:00〜17:00(水鳥・湿地センター)
定休日月曜日、年末年始(水鳥・湿地センター)
アクセス・網走中心部から車で約15分
・女満別空港から車で約40分
・おーろら号乗船場から車で約30分
参考サイト濤沸湖|小清水町観光情報

まとめ

網走流氷観光砕氷船おーろら

おーろら号は、オホーツク海の流氷を見られる観光船です。船は大型船おーろらと小型船おーろら3の2隻あり、大型船おーろらでは流氷を砕きながら進む迫力のある景色を見られます。流氷が見られる日と見られない日がありますが、人気のアクティビティで例年多くの観光客が訪れます。北海道観光へ訪れる際は、ぜひ迫力のあるおーろら号をお試しください。

さっかんジャーナル編集部

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