コラム

登別地獄谷の見所とは?散策スポットやグルメ、お土産まで楽しみ方を紹介!

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北海道きっての有名温泉地・登別には、その源泉でもあり、観光スポットでもある「地獄谷」があります。インパクトのあるこの名前は、もくもくと煙を上げている様子が“地獄”に例えられたと言われています。

本記事では、登別地獄谷の歴史や見どころ、楽しみ方などをご紹介。グルメやアクセスなどもピックアップしているので、旅行前の参考にしてみてください。

この記事のポイント!
・登別地獄谷は約1万年前に火山口跡地
・入場料や時間規制はなく、誰でも24時間訪れることができす
・登別地獄谷を源泉として、「登別温泉」として有名
・地獄谷にちなんだ鬼の像やモニュメント、お土産・グルメがある

登別地獄谷ってどんなところ?

登別地獄谷

登別地獄谷とは、笠山という活火山の噴火活動によってできた火口跡です。直径約450m、面積約11ha(ヘクタール)に渡り、谷に沿って湧出孔や噴気孔などがあります。

登別温泉の源泉でもあり、湯気が立ち込める様子や煮えたぎる様子を思わせることから「鬼の棲む地獄」とも表現され、登別地獄谷と呼ばれるようになりました。現在も多種多様な温泉が1日1万トンも湧き出しており、登別温泉街のホテルや宿などで給湯されています。

登別地獄谷とゴールデンカムイ“金カム”

野田サトル氏による北海道を舞台にした漫画「ゴールデンカムイ」に、登別地獄谷が登場しています。194話には登場人物たちが登別温泉を楽しむ様子や、夜に紛れた襲撃のシーンなどが描かれていました。2024年1月には俳優の山崎賢人さん主演で実写映画の公開が決定しており、もしかしたら登別地獄谷が登場するかも!?

「ゴールデンカムイ」の聖地巡礼として、今のうちに訪れてみてはいかがでしょう。

入場料はかかる?見学時間は? 登別地獄谷の基本情報

夜の登別地獄谷

登別地獄谷は自然観光スポットのため、入場料や入場時間はなく、24時間いつでも無料で誰でも訪れることができます。一帯を20分ほどで巡ることができる遊歩道が整備されているほか、地獄谷展望台から鉄泉池までの遊歩道は夜になるとフットライトが点灯するため、幻想的な火口跡を観ることができます。

住所北海道登別市登別温泉町
見学料無料
駐車場165台(普通車500円/税込)
問合せ先0143-84-3311
(登別国際観光コンベンション協会)
公式サイト登別地獄谷

登別地獄谷へのアクセス・行き方

登別地獄谷の地図

登別地獄谷は、登別市内から車で約20分の場所にあります。JR登別軽から登別温泉街に向かい、坂を登っていくと白い湯気が立ち込める地獄谷が見えてくるはずです。有料駐車場があり、駐車場から地獄谷までは徒歩約1分でアクセスできます。

札幌から札幌中心部から高速利用で約1時間30分
最寄りの駅JR登別駅から車・バスで約15分
最寄りの空港新千歳空港から高速バス・車で約1時間

登別地獄谷の歴史

登別地獄谷の遊歩道

登別地獄谷の歴史は、約1万年前にさかのぼり、笠山という活火山が噴火した際の爆裂火口跡として残っています。約200年前には、日和山や大湯沼、裏地獄火口列なども活動していたと言われ、現在の登別地獄谷を形成しているのです。

登別地獄谷の奥の湯

登別地獄谷は北海道はもちろん、日本の景勝地としても広く知られています。200年年には「かおり風景100選」、2004年には「北海道遺産」、2010年には「日本紅葉の名所100選」に選ばれました。

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登別地獄谷の見どころ・楽しみ方

登別地獄谷の温泉湯

登別地獄谷を楽しむなら、ミニトレッキングがおすすめ、地獄谷を散策できるコースや遊歩道があり、湯けむりが立ち込める地獄谷を間近で楽しめます。遊歩道をぐるっと回るだけであれば10分程度なので、サクッと散策したい方や体力に自信がない方でも安心です。

大湯沼川天然足湯

本格的に散策するときは、展望台から大湯沼川天然足湯までを巡る約2時間のコースが人気。地獄谷のほぼ中央にある鉄泉池の間欠泉、遊歩道の下を流れる「三途の川」、自然豊かな大湯沼遊歩道などの見どころを通りながら、ゴールの天然の足湯に向かいます。

夏は新緑が美しく、秋には真っ赤に染まる紅葉を見られるのも魅力です。

登別地獄谷のグルメ・お土産

登別地獄谷は、グルメやお土産探しも醍醐味のひとつ。温泉市場や温泉街にちょっと足を伸ばして、登別グルメを食べたり、お土産探しを楽しんだりしましょう。

温泉市場で登別グルメを食べよう

登別温泉街の温泉市場

地獄谷から徒歩5分ほどの場所にある温泉市場は、登別の食材を使った料理をふるまう飲食店です。

閻魔焼きそば

新鮮な魚介類をたっぷり乗せた「10色前浜丼」や秘密のタレが決め手の「閻魔(えんま)焼きそば」など、また食べたくなる登別グルメをぜひ食べてみてください。

温泉街でお土産探しをしよう

登別温泉街

温泉街には、登別ならではの商品を取りそろえるお店が多くあります。藤崎わさび園では、自家栽培の本わさびを使用した商品を販売。北海道では珍しい自家栽培のわさびは、ピリッと爽やかな辛みが特徴です。ご飯に合う「わさび漬け」やお肉との相性もよい「わさび味噌」などが人気ですよ。

登別の地ビール「鬼伝説」

また、わかさいも本舗登別東店内の工場でつくっている、登別の地ビール「鬼伝説」もおすすめ。温泉街のコンビニなどで販売していて、気軽に購入できるのも嬉しいポイントです。ペールエールやピルスナーなどバリエーションも豊富なので、好みに合った「鬼伝説」を飲んでみてください。

登別地獄谷と一緒に訪れたい周辺観光スポット

地獄谷がある登別温泉には、車で30分圏内のところに様々な観光スポットが点在しています。温泉に浸かって1泊2日の骨休めも良いですが、プラスもう1スポットを巡って、充実した登別滞在にしてみるのはいかがでしょう

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登別で「鬼」探し

登別の鬼

登別温泉街には地獄谷にちなんで、鬼の像やモニュメントが温泉街の極楽通りに点在しているほか、ちょっと足を延ばした場所にも隠れた鬼が。それぞれにユニークな出で立ちや表情をしているので、“鬼ごっこ”ならぬ、こちらから鬼探しに行ってみては?

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愛らしい子グマに悶絶。のぼりべつクマ牧場

のぼりべつクマ牧場

北海道のみに生息するエゾヒグマを見られる、珍しいテーマパークです。のんびり過ごすヒグマの様子を眺められるだけでなく、エサやり体験やヒグマの生態を学べる施設が充実。ヒグマにちなんだグルメもあるので、ランチがてら訪れるのもおすすめ。

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登別マリンパークニクス

登別マリンパークニクス

お城の外観と、「金魚万華鏡」や1万匹のイワシがグルりと円を描く「銀河水槽」など幻想的な展示が特徴的な大型水族館です。イルカやペンギンなど約400種の海の生き物を見ることができます。屋外にはちょっとした遊園地「ニクスランド」もあるので、子供連れに人気。

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江戸時代にタイムスリップ!? 登別伊達時代村

登別伊達時代村

江戸時代の街並みと文化、情緒とまるっと再現したカルチャーパークです。村の中を忍者が歩いていたり、アクションショーや絢爛豪華な花魁の舞などもあるので、子供も大人も楽しめます。

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まとめ

登別地獄谷は登別の人気スポットで、真っ白い湯けむりが立ち込める、ここだけの景色を楽しめます。遊歩道でサクッと散策することも、細部までじっくり巡ることもできるので、時間や体力に合わせて楽しんでみましょう。

登別温泉街が近くにあるので、行きや帰りに食事やショッピングをするのもおすすめ。登別グルメを食べたり、登別ならではの商品を購入したりして、登別地獄谷を満喫しましょう。

さっかんジャーナル編集部

日々お客様を全道各地へご案内する、札幌観光バスのスタッフによる編集チーム。
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