平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
札幌観光バスでは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、政府の指針に沿って対策を実施して参りました。2023年3月13日よりマスクの着用は個人の判断に委ねることが基本となり、5月には感染症法上の位置づけが「5類」へと移行します。日本国内における新型コロナウイルス感染対策の行動規範が大きく変わりつつある過渡期にありますが、弊社では、「皆さまに安心してご乗車いただける環境づくり」を一番に考え、引き続き流行状況に応じた対策を続けて参ります。
お客様にはご不便をおかけすることもあるかと存じますが、何卒ご理解ならびにご協力を賜りますようお願い申し上げます。
札幌観光バスの感染症への対策基本
日本バス協会などによって構成される貸切バス旅行連絡会の「貸切バスにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン(第5版)」に沿った対策に加え、これまで弊社が行ってきた独自の対策を一部継続して実施いたします。
貸切バス旅行連絡会のガイドラインによる利用者に関する対策
- 換気の励行
外気モードによるエアコンの使用を基本として、当該空調装置の機能を用いて適切に換気を実施する
- 消毒など
清掃時等に不特定多数が接触する場所(手すり等)については、設備の性質等を踏まえ消毒を実施する
- 手指消毒液の設置
バスの車内に手指消毒液を用意し、利用者が乗車する際に手指消毒するよう呼びかける
札幌観光バスのスタンダードとして今後も継続して行う対策
- バス車内の抗ウイルスコーティング
全車両に無光触媒のメカニズムを効果的に採用した抗菌方法による「抗ウイルスコーティング」をおこなっています
- 乗務員の体調管理
貸切バスの運行において運転士の体調管理は必須要件となっており、弊社では乗務するバスガイドも同様に体調管理に努めています
マスクの着用について
札幌観光バスでは自社が主催するバスツアー・貸切運行のほかに、旅行会社が企画・主催するバスツアーも運行しています。政府の方針では、2023年3月13日よりマスクの着用は個人の判断に委ねることが基本となりましたが、弊社では自社主催か旅行会社の主催かによってマスク着用の推奨・方針が異なります。お出かけ前に必ずご確認ください。
札幌観光バスによる自社ツアーの場合
札幌観光バス主催のバスツアーにおいては、マスク着用はお客様、乗務員とも個人の判断による対応をお願いしています。
旅行会社主催のバスツアーの場合
2023年3月現在、バスツアーを主催する旅行会社では、乗務員についてマスクを着用させる方針を継続する会社があり、主催者によってはお客様にもマスク着用をお願いする場合があります。
大型バスには「外気導入固定運転システム」が搭載されています
大型バスには「外気導入固定運転システム」が標準搭載されており、札幌観光バスの車両も同様にこのシステムが搭載されています。
バス運行中はこのシステムにより外気をバス車内に取り込み、車両後方の強制排気によって車内の空気を排出。外気導入と排出の室内循環によって密閉状態が回避され、3分~5分で車内の空気は入れ替わります。
さらに、お客さま全員がバスを降りたあとには、乗務員がバスの窓を開けて定期的な換気も行っています。
バス車内の抗ウイルスコーティング
札幌観光バスの大型バスの全車両に「抗ウイルスコーティング」を施しています。
「抗ウイルスコーティング」とは、無光触媒のメカニズムを効果的に採用した抗菌方法で、バス車内の座席や窓、天井に“エコキメラ”という物質を塗布することで、抗菌・消臭・防汚などの効果が期待できます。
空気中に浮遊するウイルスは、通常であれば座席や窓などに付着してしまいますが、抗菌施工した場所は、その粒子がナノレベルの壁を形成。その壁は、空気中の酸素や水分と触れることで反応が起き、活性酸素を生成します。その酸化作用により接触したウイルスが不活性化されるほか、除菌・消臭効果を発揮します。
札幌観光バスが「無光触媒」を採用した理由
これまでも太陽や蛍光灯などの光に反応した酸化力により、細菌・有機化合物などの有害物質を除去し空気の浄化などをおこなう働き(大気浄化・脱臭・浄水・抗菌・防汚)が期待される「光触媒」が知られていますが、「無光触媒リン酸チタニア」の場合、光が十分に入らない暗い場所でも抗菌・消臭・防汚などの効果があるため、光触媒以上にあらゆる場面で、また、24時間その効果を発揮することが期待されます。これにより、バス車内では無光触媒の採用が最適な方法と考えられます。
また、コーティング施工の耐久性は、4~5年間持続が期待できるのも採用理由のひとつです。
バスツアーに参加するお客様の安全かつ心地よい旅のために
最近では、米国疾病管理予防センターがウイルス感染経路の80%以上は接触感染であることを発表しています。これにより、観光バス車内全体を抗菌加工する対策は今後も継続し、感染状況などを考慮しながら、適宜対応を検討、実施し、お客様が安心してバスツアーに参加できる環境づくりのため、日々努力を続けていきます。