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プラン詳細を見る北海道の壮瞥町にある「昭和新山」。1943年にできたばかりの火山で、その珍しい誕生秘話から知る人ぞ知る有名な火山です。国内3番目に大きなカルデラ湖「洞爺湖」と同様、「洞爺湖有珠山ジオパーク」のひとつに数えられる昭和新山は、その特異な歴史だけでなく、周辺地域の自然も豊かで人気の観光スポットです。
こちらの記事では、昭和新山の歴史や見どころ、周辺のおすすめ観光施設について紹介します。
この記事のポイント!
・昭和新山は有珠山の噴火活動によって誕生した山
・昭和新山は三松正夫さんの所有物
・昭和新山の誕生と同時に新山沼ができた
・周辺にある洞爺湖や有珠山、中島は観光スポットとして人気
昭和新山は、北海道南西部の壮瞥町(そうべつちょう)に位置し、洞爺湖(とうやこ)の近くにある火山です。「特別天然記念物」「日本の地質百選」「日本ジオパーク」「ユネスコ世界ジオパーク」という、多くの項目で認定されている火山で、誕生のきっかけが珍しいことから「奇跡の山」とも呼ばれています。ゴツゴツとしている赤い山肌をしており、国内外から注目を集めている有名な山のひとつです。
1943年(昭和18年)の噴火活動によってできた歴史の浅い山で、現在も噴煙を上げており、大地のエネルギ-を感じることができます。昭和新山のふもとは有珠山ロープウェイや三松正夫記念館、新山沼をはじめとする観光スポットのほか、レストランやお土産屋なども立ち並んでおり、壮瞥町の代表的な観光地となっています。
また、NHKで放送されている紀行・教養バラエティ番組「ブラタモリ」では、過去に昭和新山が特集されました(2017年11月4日放送)。番組内では当時のままの噴火の痕跡、火山とともに暮らす人たちの姿を見ることができます。
所在地 | 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山 |
アクセス | ・札幌中心部から高速利用で車約2時間 ・新千歳空港から高速利用で車約1時間30分 |
参考サイト | 昭和新山|壮瞥町の観光情報サイト |
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有珠山と有珠山ロープウェイ → こちら
昭和新山は、その珍しい誕生秘話から「奇跡の山」と呼ばれており、人々を魅了しています。現在、昭和新山が位置するあたりはかつて平坦な麦畑でした。1943年に発生した地震によって麦畑が膨れ上がりました。
その後、4カ月間も地震が頻発し、爆発を繰り返しながら大地は隆起し続け、2年ほどかけて今の昭和新山が誕生したと記録されています。何もなかった場所から火山が生まれるという誕生秘話によって、国内外から人気を集めています。
昭和新山は個人の所有物なので、一般登山客の入山は禁止されています。昭和新山の持ち主は「三松正夫」という人物で、昭和新山の保護および土地を失った住民の支援のために土地を買い取った方です。
三松正夫さんは、昭和新山の誕生を見守り続けていた人物であり、地震や噴火が発生してから活動が止まるまで、独自の方法で細かく観察し、詳細な記録を残しました。昭和新山のふもとには、昭和新山の生い立ちや観察記録などが展示されている「三松正夫記念館」が建てられています。
昭和新山を観光する際の見どころは次の4つです。
それぞれの見どころの詳細について解説します。
三松正夫記念館は、昭和新山の所有者である三松正夫さんの功績などを紹介している記念館です。三松さんが独自にあみだした観測方法「ミマツダイヤグラム」が展示されており、火山の誕生から観測した唯一の資料として知られます。
そのほか、三松正夫記念館では当時のスケッチや写真などが多数展示されています。昭和新山について詳しく知りたい方は、三松正夫記念館に足を運んでみてください。
所在地 | 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184-12 |
営業時間 | 8:00〜17:00(4月〜10月) 9:00〜16:00(11月〜3月) |
定休日 | なし |
問い合わせ先 | 0142-75-2365 |
入館料 | 大人 300円、小人(小・中学生)250円 |
参考サイト | 三松正夫記念館|壮瞥町の観光情報サイト |
有珠山ロープウェイも昭和新山の観光の見どころです。昭和新山のふもとから、有珠山(うすざん)の山頂をつないでいるロープウェイです。ゴンドラのなかからは、昭和新山周辺の絶景を楽しむことができ、観光客に人気があります。
所在地 | 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184-5 |
営業時間 | 8:00〜18:00 |
問合せ先 | 0142-75-2401 |
運賃 (普通運賃・往復) | 大人(中学生以上)1,800円 小人(小学生)900円 ※団体割引・障害者割引あり |
公式サイト | 有珠山ロープウェイ |
新山沼は、昭和新山の誕生によってできた沼です。昭和新山の形成は周囲にさまざまな影響を及ぼし、それまで流れていた「壮瞥川」がせき止められて、やがて「新山沼」と呼ばれる沼が誕生しました。
現在は、新山沼展望公園として訪れることができ、町道整備で露出したドンコロ山や有珠山の火山噴出物などを直接見られます。
所在地 | 【新山沼】 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町291 【新山沼展望公園】 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町294 |
参考サイト | 新山沼展望公園|壮瞥町の観光情報サイト |
昭和新山の観光の際は、「1977年火山遺構公園」に行くのもおすすめです。1977年火山遺構公園は、有珠山の火山活動で倒壊した病院施設、およびその周辺を公園として整備した場所です。1977年から1978年にかけて、噴火による地殻変動が原因で病院が破壊されたという過去があります。1977年火山遺構公園では、火山災害を広く伝えるため倒壊した建物の保存、解説の看板を設置し、一般公開されています。
所在地 | 北海道有珠郡壮瞥町字壮瞥温泉76-17 |
問合せ先 | 0142-74-3015(洞爺湖町ジオパーク推進課) |
参考サイト | 1977年火山遺構公園|壮瞥町の観光情報サイト |
昭和新山を観光する際は、「洞爺湖有珠山ジオパーク」のジオサイトを観光するのもおすすめです。洞爺湖有珠山ジオパークとは、日本で初めて「世界ジオパーク」に登録(2009年8月22日)されたジオパークです。ジオパークは、「ジオ(地球)」を学び楽しむ大地の公園のことを言い、ジオパーク内の見どころとなる場所を「ジオサイト」と言います。
洞爺湖有珠山ジオパークは、「変動する大地」をテーマとする自然公園で、昭和新山は洞爺湖有珠山ジオパークのジオサイトのひとつです。昭和新山のほかにも、多種多様な地形・地質・災害遺構などの地質遺産が点在しており、火山と人の歴史に触れることができます。なかでも、おすすめのジオサイトは次の3つです。
ここからは、それぞれのジオサイトについて詳しく紹介します。
洞爺湖は昭和新山のすぐそばにある、国内で3番目に大きなカルデラ湖です。約11万年前の巨大噴火によって誕生したと考えられており、大量のマグマが地表に放出されて形成されたカルデラに水が溜まってできた湖です。おだやかで透明度の高い湖面が特徴的で、その美しい景色を見れば誰もが心を癒されるでしょう。
洞爺湖の景観は日本百景にも選ばれているほか、湖畔そばにある「壮瞥公園」からは洞爺湖・昭和新山・有珠山・羊蹄山(ようていざん)などを一望できます。また、洞爺湖の中央には、約5万年前の噴火で形成されたとされる溶岩ドーム群からなる「中島」があります。
中島は、洞爺湖に浮かぶ4つの島からなる群島です。4つの島の中で最も大きい「大島」には遊覧船の発着場があり、手付かずの自然を見ることができます。なかでも、「森の巨人たち百選」にも選ばれた樹齢350年のアカエゾマツの巨木は必見です。
中島の島内は遊歩道が整備されており、豊かな緑に囲まれながら森林浴やウォーキングを楽しめます。また、中島に数百頭いるとされるエゾシカを見たり、島内に設置された「森林博物館」で洞爺湖に生息する野生動物や自然の各資料を見たりするのもおすすめの楽しみ方です。
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洞爺湖汽船で湖をぐるっと → coming soon
有珠山は1〜2万年前の度重なる噴火によって生成とされ、今も活動を続けている活火山です。20世紀には4回噴火し、1943年〜1945年の火山活動によって形成された溶岩ドームの一種が昭和新山です。有珠山ロープウェイを利用すると、約6分間の空中散歩を楽しみながら有珠山山頂まで気軽に登れます。
山頂にある「洞爺湖展望台」からは、昭和新山や洞爺湖を一望することが可能です。遊歩道を歩いて約7分の場所にある「火口原展望台」からは、有珠山の火口を間近で見ることができ、今も水蒸気を上げる姿は迫力があります。
昭和新山の周辺には、以下のような観光施設があります。
また、かつてガラス製品を販売していた「昭和新山ガラス館」がありましたが、現在は閉館しています。ここからは、上記の観光施設について詳しく解説します。
昭和新山についてさらに詳しく知りたい方は、昭和新山パークサービスセンターにも行くのがおすすめです。昭和新山パークサービスセンターでは、昭和新山の生い立ちなどがレーザーディスク映像で紹介されているほか、有珠山爆発などの貴重な写真や模型が展示されています。無料休憩所としても利用できます。
所在地 | 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山188-5 |
営業時間 | 8:30〜17:00 |
定休日 | 冬期不定休 |
問合せ先 | 0142-75-2241 |
参考サイト | 昭和新山パークサービスセンター|壮瞥町の観光情報サイト |
道の駅そうべつ情報館は、ジオパークについて情報を発信している施設です。火山や災害、防災について学べる「火山防災学び館」、ジオパークのコアセンターのひとつ「観光情報館」、壮瞥町の農産物や加工品などを販売する「農産直売所サムズ」の3コーナーからなります。
案内カウンターでは、壮瞥町の周辺地域の道路情報や観光情報なども発信しており、壮瞥町周辺を観光するなら、まずは「道の駅そうべつ情報館」で情報をゲットするのがおすすめです。
所在地 | 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町384-1 |
営業時間 | 9:00〜17:30(4月1日〜11月15日) 9:00〜17:00(11月16日〜3月31日) |
定休日 | 毎週火曜日(11月16日〜3月31日)、年末年始 ※夏季無休 |
問合せ先 | 0142-66-2750 |
参考サイト | 道の駅そうべつ情報館i(アイ)|壮瞥町の観光情報サイト |
昭和新山を観光するなら、昭和新山熊牧場に行くのもおすすめです。昭和新山熊牧場は昭和新山のふもとに位置しており、エゾヒグマにエサやり体験ができる観光施設です。エゾヒグマがいろんなポーズでエサをおねだりする姿は何とも愛らしく思えるでしょう。
大人から子どもまで楽しめる施設なので、家族連れの方はぜひ熊牧場でひとやすみしてみてはいかがでしょうか。
所在地 | 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山183番地 |
営業時間 | 8:30〜17:00 |
問い合わせ先 | 0142-75-2290 |
入場料金 | 大人(中学生以上)900円、小人(6歳以上)500円 ※団体割引あり |
駐車場 | あり(乗用車500円/1日) |
アクセス | 新千歳空港から車で約1時間30分 |
公式サイト | 昭和新山熊牧場 |
\ ちょっと足を延ばして /
のぼりべつクマ牧場の楽しみ方 → こちら
昭和新山がある壮瞥町では、例年2月下旬に「昭和新山国際雪合戦」が開催されています。昭和新山国際雪合戦は、冬季に停滞する地域経済活性化のため1987年からはじまったイベントです。
「昔の雪遊びの楽しさを現代に再生しよう」というアイデアのもと開催され、ひとつのスポーツとして国際ルール化されました。また、現在では「YUKIGASSEN」として、世界10カ国で大会・イベントが開かれています。
チームは9名の選手と1名の監督により編成され、そのうち出場するのは7名。一般の部やレディースの部、ビギナーズの部など、さまざまな出場区に分かれ、それぞれが優勝を狙って熱い戦いが行われます。
強い精神力と瞬時の状況判断力、そして巧みな戦術が求められる昭和新山国際雪合戦は、壮瞥町を代表するイベントです。
開催日時(2023年) | 2月25日〜26日 |
会場 | 北海道壮瞥町 昭和新山山麓 特設会場 |
住所 | 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町 |
問合せ先 | 0142-66-2244 |
公式サイト | 昭和新山国際雪合戦実行委員会 |
昭和新山は北海道の壮瞥町にある火山です。1943年の噴火活動によってできた新しい火山で、その珍しい誕生秘話から知る人ぞ知る国内外で有名な火山のひとつです。昭和新山の歴史を学ぶと同時に周辺地域の自然を見に、ぜひ昭和新山へ足を運んでみてください。
観光スポットや話題のグルメをはじめ、その地の達人から見聞きした小粋な話まで、とにかく情報量が豊富です。
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